(1) コロナショック後のドル円を考える
今回は、コロナショック後の為替市場について書きたいと思います。
2020年3月のコロナショックによって株式市場が大暴落しましたが、私はこのコロナショックが相場にとって大きな節目になると予想します。
つまり、今までの相場や経済とは違った変化が起こると思ってるのです。
いわゆる「アフターコロナ」という言葉でも呼ばれてますが、コロナショックの直後に行った経済対策としてまず「世界の量的緩和」が挙げられます。
いわゆる中央銀行が大量にお金を刷って、国債や株を購入する行為です。
日本の日銀やアメリカのFRBもそれぞれが新たな金融緩和を実施しましたが、黒田日銀総裁は異次元金融緩和を更に押し進めるという形で、もう「上限無し」の金融緩和を宣言して突入させました。
日本はただでさえマイナス金利政策の真っ最中で、おまけに今後は上限を定めないと決定したのだから、無限大の金融緩和とも言えるでしょう。
一方、アメリカのFRBは利上げを途中で中止して、再び利下げへ逆戻りしました。
そのうち日本や欧州のように量的緩和の長期化も有り得ます。
そして、コロナショック直後に行われたもう一つの政策が「政府によるお金のバラマキ」です。
これは財政出動とも一般的に呼ばれますが、今回は日米共に数百兆円規模なので過去最高額です。
具体的に言うと日本政府は国民へ10万円の給付金を支払いましたが、月収が大幅に減ったフリーランサーには100万円を支給しました。
これらの金融緩和と財政出動のセットによって通貨は将来、大幅な価値の希薄化が予想され、そして価格が低下する可能性さえ有り得ます。
つまり「円安へ向かう要因」だと指摘されるのです。
なのでコロナショック後は、為替相場が大きく動く可能性も高まります。
(2) 保有した方が良い通貨とその理由
長期的な視点から為替を考えると、保有するべき通貨と保有を避けた方が良い通貨というものが存在します。
一体、その条件は何なのか?
ズバリ、長期的に保有を避けるべき通貨とは「借金が多い国の通貨」です。
というのも、財政赤字をどんどん増やす国の通貨は、長い目で見て通貨安へ向かうという歴史的な事実がその背景にあるからですね。
我が国、日本もその代表的な国の一つなのですが、この話をすると必ず「日本はどれだけ借金を増やしても大丈夫。政府には莫大な資産が有るから」とか「MMT理論では無制限にお金を刷れる」など、おかしな発言をする人間が出て来ます。
その根拠が何とも意味不明なのですが、少なくとも私は借金が多い国の通貨を積極的に保有したいとは思いません。
借金が今後もどんどん増えるようなら、FXの取引を利用して売り叩こうとさえ考えます。
日本という国は嘗て、1945年の太平洋戦争で敗戦した時に国の借金が限界まで膨らみ、政府が財政破綻して銀行の預金封鎖や円のハイパーインフレ、そして財産税の導入まで起きました。
日本史の教科書にも載ってるので、一度は読んで頭の中に入れた方が良いですよ。
逆に言うと、保有するべき通貨とは借金が少ない国の通貨です。
あと、成長率が低い国の通貨というのも危ういです。
少子化が進行すると若者の人口が減って高齢者の割合が高まるのですが、これなども典型的な「低成長社会」を生み出す要因ですね。
日本の成長率が世界的に見ても低いのは、イノベーション事業を発明する若者が少ない上に、高齢者の医療や介護や年金に国家予算となる税金を多額に投入してるからですね。
なので、人口減少は国の税収が減っていく要因になります。
(3) FX企業を8つ紹介します!
① DMM FX ② LINE FX ③ マトリックストレーダー ④ みんなのFX ⑤ LIGHT FX ⑥ 松井証券MATSUI FX ⑦ フジトミくりっく365FX ⑧ セントラル短資FX |
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① 【DMM FX】の特徴【特徴①】『スマホでスピード本人確認』の利用なら最短1時間で取引可能。面倒な郵送物の受け取りも不要。※休業日を除く 【特徴②】 初心者からデイトレーダーまで幅広く使える取引ツールを用意。PC取引システムはダウンロードせずに利用でき、ブラウザタイプで取引が可能。スマホからも取引可能で、アプリによる楽々トレード。スマホ版はPC版に匹敵する機能性を兼ね備えた万能型取引ツールを用意している。 【特徴③】 取引手数料、クイック入金手数料、出金手数料は一切掛からない。DMM FXでは約340の金融機関(都市銀行、ゆうちょ銀行、ネット銀行、地方銀行、ろうきん、信金)で利用できる。また、『全額信託保全』も導入済み。3つの信託銀行で顧客の資産を安全管理している。 【特徴④】 最大25倍のレバレッジまで掛けられる。業界初の『時事通信社』ニュースも無料で配信中。経済指標発表や要人などのニュースを提供中。 【特徴⑤】 カスタマーサポートは平日24時間電話サポートの体制。業界初のLINEで問い合わせも利用出来ます。 |
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② 【LINE FX】の特徴【特徴①】 取引コストが安く、業界最狭水準レベルのスプレッドを実現している。米ドル/円=0.2銭、ユーロ/円=0.5銭、英ポンド/円=1.0銭、豪ドル/円=0.7銭。※AM9:00〜AM3:00原則固定(例外あり)。 【特徴②】 あらゆる手数料が全て0円。充実の23通貨ペアを少額から取引が出来、最低取引単位は1,000通貨単位(米ドル/円=は約4100円から、ユーロ/円=は5000円から、南アフリカランド/円=は約280円から、トルコリラ/円=は約560円から)。 【特徴③】 「LINE FX取引専用アプリ」によって、FX初心者から上級者まで、直感的な操作性でストレスフリーな環境を提供。取引タイミングを逃がす事無くスピーディーに売買が可能。IFD、OCO、IFD-OCOの注文だけじゃなく、FIFO方式の取引も注文が出来る。 【特徴④】 LINEならではの通知機能で経済指標や相場の急変動をお知らせ。取引に役立つマーケット情報を提供している。「速報」「要人発言」「経済指標」「今日の為替」「株式」「商品・債権」の6つのカテゴリを用意。 【特徴⑤】 ユーザーの取引サポートを無料で行っている。分からない事や困った事をAIチャットや問い合わせフォームにて回答。また、お預かりの証拠金を信託口座にて、三井住友銀行と顧客区分管理信託契約を結んで、分けて管理している。 |
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③ 【マトリックストレーダー】
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④ 【みんなのFX】の特徴【特徴①】 スプレッドが業界最狭水準。米ドル/円のスプレッドが0.2銭。ユーロ/円のスプレッドが0.4銭。 【特徴②】 選べる2種類のPC取引ツールを用意。「FXトレーダー」は取引に必要な情報を一画面に集約して、欲しい情報が直ぐに見れる。レイアウト変更も自由自在で、「Webトレーダー」は初めてでも使いやすいシンプルな画面。全ての機能がメニューに表示されている為、初めてでも迷わず操作可能。 【特徴③】 各種手数料が無料。取引手数料、口座開設手数料、ダイレクト入金手数料、出金手数料、口座維持手数料など全て無料となっている。 【特徴④】 トイダーズ証券では預託された証拠金等の資金は 財産とは区別して管理している。信託保全された資産は、万が一当社が破たんした場合であっても保全される。信託先が破たんした際も信託法により信託先銀行等の固有財産から切り離して取り扱われるため、信託財産として保全される。 【特徴⑤】 24時間体制のフルサポートを実施。困た事や疑問、質問等を電話、メールで受け付けている。 |
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⑤ 【LIGHT FX】の特徴【特徴①】 業界最狭水準のスプレッド。USD/JPY 0.2銭、EUR/JPY 0.4銭、GBP/JPY 0.9銭等、スプレッドが原則固定なので、安心して取引が出来る。 【特徴②】 新興国通貨は高水準のスワップポイント。メキシコペソ/円(MXNJPY)、トルコリラ/円(TRYJPY)、南アフリカランド/円(ZARJPY)といった高金利通貨のスワップポイントを提供。 【特徴③】 約定率99.9%の処理能力。高い処理能力を誇るシステムで、高い約定率を実現。 【特徴④】 取引手数料無料なので、少ない資金でも効率的に取引可能。その他、ロスカット手数料、口座維持手数料、入金手数料(ダイレクト入金時)、出金手数料といった手数料はすべて無料。 【特徴⑤】 ダイレクト入金が24時間リアルタイムで反映され、手数料も無料のダイレクト入金を提供している。約340行の金融機関に対応し、モバイルからも利用が可能。 |
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⑥ 【松井証券MATSUI FX】の特徴【特徴①】 一般的に1,000通貨からの取引が多い中、松井証券FXでは1通貨単位から取引可能なので、少額からFXを始める事が出来る。取引手数料0円で100円から取引が可能。 【特徴②】 米ドル/円の取引であれば、証拠金約5円から取引可能となる。 【特徴③】 取扱通貨ペア業界最狭水準のスプレッド。米ドル/円0.2 銭、ユーロ/円0.5 銭、豪ドル/円0.7 銭、ポンド/円1.1 銭、ユーロ/米ドル0.4 pips。取扱通貨ペアは20通貨ペア。全通貨ペア、取引手数料は0円。 【特徴④】 レバレッジ率は1倍~選べる。レバレッジなしコースの1倍から低レバレッジ5倍コース、10倍コース、スタンダード25倍コースを用意。レバレッジコースとロスカット率を選択する事で、自身の投資スタイルに応じたリスク調整が行える。 【特徴⑤】 スマホアプリの「松井証券FX アプリ」も用意。初心者でも使いやすいスマートフォン向けアプリで、気配をタップするだけで発注できるスピード注文、チャート、為替ボード、ニュースなどいつでも手軽に利用できる。 |
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⑦ 【フジトミくりっく365FX】の特徴【特徴①】 東京金融取引所に上場されている取引所FX「くりっく365」と取引所株価指数「くりっく株365」の両方が取引できる。 【特徴②】 取引所FX「くりっく365」の大きな特徴はスワップポイントに有ります。多くの店頭FX取引が提供するスワップポイントは、売り買いで異なった価格が提供されており、売り買い同時に保有した際には、マイナスになる事があるが、取引所FXであるくりっく365のスワップポイントは一本値なので、売り買い同枚数を保有してもマイナスにならない。 【特徴③】 スワップポイントが大きい「南アランド/円」「トルコリラ/円」「メキシコペソ/円」など 【特徴④】 Windows専用アプリを利用可能。ニュース情報や多くのテクニカル指標が搭載されたチャートを標準装備。チャート上で注文の発注やポジション管理が行える高機能取引ツールとなっている。 【特徴⑤】 金融情報サイト「e-profitFX プラス株365」が利用可能。金融経済ニュース以外にもチャート分析を得意とした「チャートプラス」や、日々の要人の発言が分かる「要人発言」など、取引に必要な情報を網羅したメニュー構成に成っている。 |
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⑧ 【セントラル短資FX】の特徴【特徴①】 1日に何回売買しても無料の取引手数料。1,000通貨単位からの少額取引が可能 。スピード注文に強く、すべて1クリックで発注できる、注文時の「新規」「決済」を自動選択、通貨ペアごとに注文パターンを設定可能、建玉、損益の把握が一目瞭然。 【特徴②】「未来のチャートの形」を自動的に予測する「みらいチャート」。世界的なヘッジファンドの売買プログラムが利用可能 。 【特徴③】 ストラテジのインポートとエクスポートができるMTP機能を搭載。パソコンオフでも24時間稼働しつづけるサーバー型システムトレード 。 【特徴④】 セントラル短資FXで口座開設をするだけで、国内・海外宿泊、レジャー、スポーツ、ショッピング、育児、介護サービスなど全国200,000ヶ所の優待特典を最大90%OFFで利用できる。 【特徴⑤】 安心の信託保全 ~3つのポイント~。預かり資産全額信託保全、スワップポイントや未実現損益も全額保全、信託保全先は三井住友銀行およびSBIクリアリング信託。 |
(4) FX取引で気を付けるべき事 ①レバレッジの掛け過ぎ
FXの取引で最も注意すべき点は「レバレッジの掛け過ぎ」だと思います。
レバレッジというのは、自分が持ってる資金の何倍もの金額の取引を行う事、といった意味合いです。
要するに、持ってるお金は100万円だけど10倍の1000万円の取引を行う、といった感じですね。
FXのレバレッジは個人なら最高で25倍まで掛ける事が可能なので、もしも100万円を持ってたら25倍の2500万円相当の売買が出来ます。
仮に予想が当たったら25倍の利益が入りますが、予想が外れたら25倍の損失が発生します。
これが本当に恐ろしくて、例えばFXの取引で5回連続して予想が当たって大儲けしても、6回目の取引で予想が外れたら持ってるお金のほぼ全てを失う場合も有ります。
何故なら、億単位の取引などでもレバレッジを掛けて簡単に行えるからです。
人間というのは欲ったらしいもので、FXで自分の資産が1億円まで増えても、今度は10億円に増やそうとか100億円を目指そうとか思うんですね。
それも同じくFXの取引で。
そうすると幾ら為替の値動きを読む天才的な投資家であっても、いずれどこかで負ける時が来ます。
なので相場で大切なのは「損切りをする事」が一つ。
つまり損失がこれ以上、増えるなら今回は負けを認めて途中で取引を止めると自分で決断する事です。
そうじゃないと、放っておいたら更に損失が膨らんで破産します。
レバレッジ取引の破産は日常茶飯事のように起こりますから。
あともう一つ大切なのが、自分の資金管理をしっかりする事。
今、幾らの現金があって、幾らの損益が出てるのかを常にチェックするべきです。
そうじゃないと予想してた以上に資金が少ないとか後々、困る事になります。
(5) FX取引で気を付けるべき事 ②スワップポイントの負担
FXは各国の通貨によって金利が違います。
いわゆる、高金利の通貨もあれば低金利の通貨も有るのです。
例えば、日本の円はアメリカの米ドルよりも金利が低いので、米ドルを買って円を売る取引を行えば、金利の差額が1日単位で入ってきます。
これとは逆に、円を買って米ドルを売る取引を行えば、金利の差額を1日単位で支払わなければいけません。
この金利差調整額の事を「スワップポイント」と呼びます。
なので各国通貨の金利差が大きい程、スワップポイントの金額も大きくなるのですが、問題なのは長期間に渡って自分が支払わなければいけない立場になった場合です。
例えば毎日、300円のスワップポイントを支払うとなったら、一年間で10万9500円が掛かります。
こうやって改めて計算すると大きな金額ですね。
それでも為替相場の予想が的中して儲かってたらまだマシですが、全然予想とは正反対の方向へ相場が動くわ、おまけにスワップポイントのお金も引かれるわとなったら、もう泣きたい気持ちになります。
それぐらいスワップポイントの差額は大切。
相場が上下に殆ど動かなくてもスワップポイントのお金だけは引かれるなんてパターンも、FX取引をやってたら多々経験します。
なので、個人投資家によっては「スワップポイントが入って来る通貨ペアの売買だけを選んで取引する」という人も結構多いです。
ただし新興国通貨の場合、先進国と比べて金利が高いのでスワップポイントのお金は結構入るのですが、政情が不安定な為に値動きが激しくて、国内問題次第では大きく損をするリスクも高まるという訳です。
なので、その国の情勢を詳しく調べておく必要があります。