2020年のコロナショックや、1987年のブラックマンデーなどの暴落が数十年に1回のペースで起こります。
実は僕はコロナショックが起こる2年ほど前から「近いうちに米国株は大暴落するだろう」と予想してたのです。
しかし、なかなか暴落はせずに米国株はジリジリと上がっていき、そして2020年3月にコロナショックが起きて、一気に株価は40%ほど大きく下がりました。
僕は最安値の辺りで銀を大量に買ったので、大きく儲ける事が出来たのですが、ではどうしてコロナショックが事前に分かったのか?
その理由は、1987年のブラックマンデーのチャート画像を何十回も繰り返し見てたから。
その当時と比較して、2020年のコロナショック前のNYダウチャートは形状が似てたのです。
だから近々、同じような大暴落が起こると察知して、資産の全てを現金化して様子見をしてました。
何時でも暴落の底値で買えるように事前に準備してたのです。
なのでチャンスをキッチリと掴めたのですが、しかし、暴落ならどんな時でも買えるという訳では有りません。
買えるのは「長期上昇相場がまだ続いてる途中で暴落した場合」ですね。
この条件を満たすようなら買いで入れる。
だけど、暴落した後にまだまだ下がる可能性が高いなら買えません。
その場合は短期的なリバウンドをした後に、再び安値を更新する筈です。
1929年のブラックサーズデーがこのパターンでしたね。
1929年10月24日の暴落から約1カ月間続きましたが、その後も3年近くに渡って大暴落しました。
NYダウの株価指数は9分の1未満となる大惨事。
ですから、暴落と一言で言っても、短期間で終わる暴落と長期間に渡る暴落とでは、全く対応が異なってくる。
そこを正確に見極めないと、個人投資家なら中途半端なタイミングで買うと全財産を失います。
1929年のブラックサーズデーみたいな大暴落は滅多に起こりませんが、それでも100年に1回ぐらいは起こる危険性が有ります。
つまり、人生で1回ぐらいは体験してもおかしくない。
相場というのは上がり過ぎると必ず調整入りするのですが、特に個人投資家がみんな株を買いだしたら、上昇相場は終焉が近いです。
逆に、個人投資家の多くが株式市場から逃げ出したら暴落はストップします。
なので、個人投資家の動きは一つの指標ですね。
僕は相場の暴落を「バーゲンセール」と呼んでるのですが、デパートやスーパーマーケットでバーゲンセールが開催されたら多くの人々が買い漁るのに、株式市場のバーゲンセールでは多くの人々が敬遠します。
恐がって買わないのです。
しかし、暴落でビビりながらでも買う習慣を身に付けると「安値買い」が慣れてくるので、こればっかりは経験を積むしか方法は有りませんね(笑)。